室井佑月 日本国民は「売られてゆく子ども」? (1/2) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

AERA dot.

室井佑月 日本国民は「売られてゆく子ども」?

連載「しがみつく女」

このエントリーをはてなブックマークに追加
室井佑月氏は安保法制を約束した日米の関係に憤慨する(※イメージ)

室井佑月氏は安保法制を約束した日米の関係に憤慨する(※イメージ)

 8月末には国会を中心に各地で反対デモが起きた安保法制。作家の室井佑月氏は安保法制を約束した日米の関係に憤慨する。

*  *  *
 参院平和安全法制特別委員会。9月2日に共産党の仁比議員が質問に立ち、自衛隊制服組トップ・河野統合幕僚長が、去年の12月に訪米した際に、米軍幹部と会談した内容が記された防衛省の内部の資料を出した。その資料によれば、会談で河野氏は「安保法制は 来年夏までに終了する」と米軍幹部に約束しちゃってる。安倍首相も今年の4月にアメリカにいって、「今年の夏まで」、そう約束してきた。

 国会で話し合いもせず、国民に説明もなく、首相と防衛省の制服組が、アメリカと勝手に約束してきていいものなのか。しかも内容は、国民のための憲法を我々はむりくり変えられます、ってことだし。

 相手は強国。約束を破ったらペナルティー視され、その先また大きな課題をごり押しされるんじゃないかと懸念してしまう。

 先々週、あたしは「もうアメリカの脅威の話は避けて通れないんじゃないか」と書いた。こういうことを書くと、「中国に攻められてもいいのか」とか、「中国の思うツボだろ」とかいい出す人がいる。けど、アメリカにいわれるまま自衛隊を他国へ出すということは、この国の守備が手薄になり本末転倒だ、という専門家だっている。両方が脅威という議論はアカンのか。

 安保に反対するなといわれても、つり上がる軍費は国民の税金から徴収だし、自衛隊員の危険だって増える。この国がテロに巻き込まれる危険だって。


トップにもどる 週刊朝日記事一覧

続きを読む

おすすめの記事おすすめの記事
関連記事関連記事

あわせて読みたい あわせて読みたい