早実・清宮初アーチ「握りが見えた」驚異の動体視力 (1/2) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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早実・清宮初アーチ「握りが見えた」驚異の動体視力

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三回表無死一塁、清宮は右中間に2点本塁打を放つ(8月15日、対東海大甲府戦) (c)朝日新聞社 

三回表無死一塁、清宮は右中間に2点本塁打を放つ(8月15日、対東海大甲府戦) (c)朝日新聞社 

 それにしても大物である。改めて紹介するまでもなく、早稲田実業の1年生、清宮幸太郎(16)である。

 甲子園初戦(対今治西)の試合後、憧れの舞台に立ち、安打を放った感想を聞かれた清宮は、

「甲子園は“格”が違いますね。ヒット一本ぐらい打たなきゃ示しがつかない」

 そう言ってのけた。しかし、何より格の違いを見せつけるのは清宮自身だ。

 各校が徹底研究し、清宮は弱点とされるインコースを攻め続けられた。相手投手のコントロールが狂えば体に当たる。初戦、2回戦と清宮は二つの死球を受け、3回戦の東海大甲府戦でも、第1打席は死球だった。

 その日の試合前、東海大甲府の村中秀人監督は、怪物1年生を挑発するような発言を連発していた。

「インコースを攻めます。内の速いボールを打ち返したら、拍手しましょう。(高校時代に村中監督と同級生だった)原辰徳より上だ、とね。(身長184センチで一塁の守備が不安視される清宮に対し)バントも狙います。ガハハハ」

 発言自体が清宮の耳に入ることはないのだが、執拗な内角攻めにも怪物はびくともしない。そして無死一塁で迎えた第2打席、清宮は失投を見逃さず、ライトスタンドへアーチをかけた。


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