丸山茂樹 日本人の石川遼と松山英樹の比較に「よくない」 (2/2) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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丸山茂樹 日本人の石川遼と松山英樹の比較に「よくない」

連載「マルちゃんのぎりぎりフェアウエー」

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石川遼に光が見えてきた?(※イメージ)

石川遼に光が見えてきた?(※イメージ)

 遼も泣いても笑っても残り2試合(1試合は今週号発売時には終了)です。米ツアーって、最後になると突発的に頑張る選手がいるんです。この試合で優勝したトロイ・メリット(29)=米=もそう。試合前のフェデックスランクは123位でシード権が危うい状況でしたが、この1勝でランクがジャンプアップして、もう安泰ですよ。

 遼は正直言って、成長してるとは言いがたい。一回失ってしまったものを、いま取り戻してる段階だと思うんです。テレビでこの試合を観戦しましたけど、スイングが非常によくなってきてるように見えましたね。ちょっと前に取り組んでいたことをやめて、昔の自分を取り戻そうっていう姿勢が見える。僕は結構いい感じだと思うし、本人も自信をつけてきてるんじゃないかと思うんですけどね。優勝には至ってないだけで、相当いいフィーリングでゴルフができてると思います。

 調子悪いっていったって、しっかり米ツアーにいますからね。松山英樹(23)は別にして、ほかの日本の選手はいま論外じゃないですか。だから遼は立派は立派。日本のファンの人たちも、日本のプロゴルファーでさえ、いまの米ツアーのすごさを本当の意味では分かってないんじゃないでしょうか。どれだけ過酷かというのを知ってもらえると、いまの遼の位置ってのは、意外とすごいところにいるって分かります。

 日本のみなさんはすぐ、英樹と比較するじゃないですか。それがよくないですよ。ちょっと簡単に言いすぎです。僕は最高峰のツアーで奮闘している遼を、もっとあったかく見守ってほしいと思います。まだ23歳ですからね。

週刊朝日 2015年8月21日号


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丸山茂樹

丸山茂樹(まるやま・しげき)/1969年9月12日、千葉県市川市生まれ。日本ツアー通算10賞。2000年から米ツアーに本格参戦し、3勝。02年に伊澤利光プロとのコンビでEMCゴルフワールドカップを制した。リオ五輪に続き東京五輪でもゴルフ日本代表ヘッドコーチを務める。19年9月、シニアデビューした。

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