室井佑月「安保についたケチをちゃらにしようってか」 (1/2) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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室井佑月「安保についたケチをちゃらにしようってか」

連載「しがみつく女」

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強行採決に異議!

強行採決に異議!

 政府の説明でも矛盾が出ていた安全保障関連法案。作家の室井佑月氏は、その強行採決にこう異議を唱える。

*  *  *
 安全保障関連法案が、衆院平和安全法制特別委員会で強行採決された。

 安倍自民が掲げる「積極的平和主義」とは、いったいなんなのか? どういった場合、他国を武力で守る集団的自衛権の行使が容認されるのか? この国の存立危機事態に、ホルムズ海峡の機雷除去は含まれるのか。政府はそれだけは例外としているけれど、なぜそれだけ例外となるのか?

 そして、そもそもどうしてこんなに急いでこの法案を通さなきゃならないのか? 安倍さんが米国議会で、この法案の成立を勝手に約束してきたからか? 自国の国民を後回しにして。

 政府は、衆院特別委で116時間以上審議したというけれど、審議すればするほど、「安保法案は理解できない」という国民は増えていった。なにしろ、政府答弁にぽろぽろと矛盾が出て来る。

 国民の半分以上が反対で、8割以上が「政府の説明が足りない」といっていて、多くの憲法学者たちと、歴代の内閣法制局長官たちが、この法案は違憲だといっている。

 けど、政府はかまいやしない。こういった政治を独裁政治というんじゃないか。恐ろしい。

 メディアへの圧力も効いているのか、NHKは7月15日の委員会審議を中継しなかった。


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