田原×鳥越対談「総裁選で石破立候補、進次郎の加勢で互角」(田原) (2/2) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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田原×鳥越対談「総裁選で石破立候補、進次郎の加勢で互角」(田原)

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田原総一朗(撮影/写真部・堀内慶太郎)

田原総一朗
(撮影/写真部・堀内慶太郎)

鳥越:進次郎氏もついたら、地方の党員票ではおそらく前回の総裁選と同じく石破氏が勝つでしょう。問題は永田町の国会議員票です。石破さんは永田町にいまひとつお友達が少ない。永田町に「安倍さんじゃダメだ、参院選は危ない」という空気が出てこないと難しいでしょう。それは、今国会の結末がどうなるかにもかかってますね。

田原:実は、軍事問題に詳しい自民党のある幹部は「安倍さんの安保政策はおかしい」と言っている。集団的自衛権でアメリカが危機のときに日本が助けるようになったら、日米安保のあり方そのものが変わる。そこまでやるなら、沖縄の米軍基地をもっと減らせと言うべきではないかと。辺野古移転などではなく、普天間基地は国外へ出ていけということです。

鳥越:安倍さんは沖縄についてまるで関心がなさそうですね。現実には米国防総省の一部に、沖縄に海兵隊を置く必然性はないと言っている人もいる。ちゃんと交渉すれば、可能性はあるんですよ。

田原:なんでやらないんだろう。橋本龍太郎首相、小渕恵三首相の時代には、野中広務さんや梶山静六さんが沖縄に行って必死に説得して、一時的に沖縄は辺野古移転をOKするんですよね。そういうことを、今の自民党はまったくやっていない。

鳥越:やはり、今の国会議員に戦争を知る世代がいなくなったからでしょう。僕は福岡の田舎のほうで生まれたんですが、幼稚園のころ空襲警報のサイレンが鳴ると、先生が「家に帰りなさい」と言って、防空頭巾をかぶって駆けて帰って、家の中につくった防空壕に飛び込んで潜んでいた。時々間に合わなくて頭上に米軍の飛行機が飛んでくると、田舎だから爆弾も銃弾も落ちてこないけれど、道沿いの小川に飛び込んでじっとしていた。

(構成 本誌・小泉耕平)

週刊朝日 2015年7月31日号より抜粋


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