室井佑月 安倍首相に「あの~、ヤンキー理論ではそうなのかもしれないが…」 (2/2) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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室井佑月 安倍首相に「あの~、ヤンキー理論ではそうなのかもしれないが…」

連載「しがみつく女」

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国民に対してもっと説明を…

国民に対してもっと説明を…

 ネット番組での安倍さんの説明も、ヤンキー向けだったしな。

「『安倍は生意気だ』と私を殴ろうとする不良がいる。するとアソウという友達が『おれはケンカが強いから守ってやる』と言って一緒に家に帰ってくれた。そこに3人くらいの不良が出てきて、前を歩いていたアソウさんに殴りかかった。3対1だから私もアソウさんと一緒に対応する。これが今回日本が行使しようとしている集団的自衛権だ」

 だとさ。あの~、ヤンキー理論ではそうなのかもしれませんが、普通の感覚なら、なぜ安倍くんを殴ろうとする人がいるのか、お友達であるアソウさんが、安倍くんと考えるところからはじめると思うんですけど。どうしたらそういう物騒な話にならないのかと。

 そうそう、安倍さんは6日の自民党役員会で、安保関連法案の必要性を訴えるためネット番組に出演することに関し、

「テレビ番組に出たいが、どこも呼んでくれない」

 とぼやいたらしい。ああ、もう、そこも理解してもらえてない?

 テレビ局は建前上、公平であることを謳っているわけで、さすがにあなたたちの一方的な意見だけは流せないの。あなたたちの意見に反対する人もいるわけで、あなたたちはそういう人と一緒に出るのが厭なんでしょう?

 最後に、ネットで面白い歌を見つけたから広めておこう。

「あなたが 自民感じ悪いよねって言ったから 7月3日は 石破記念日」

 さすが石破さん、発言の記念日の歌まで出来ちゃって、人気者ですなぁ。

週刊朝日 2015年7月31日号


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室井佑月

室井佑月(むろい・ゆづき)/作家。1970年、青森県生まれ。「小説新潮」誌の「読者による性の小説」に入選し作家デビュー。テレビ・コメンテーターとしても活躍。自らの子育てを綴ったエッセー「息子ってヤツは」(毎日新聞出版)が発売中。

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