過熱するインターンシップ 採用選考よりも「狭き門」に (1/2) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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過熱するインターンシップ 採用選考よりも「狭き門」に

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週刊朝日#就活

 大学4年生の就職活動が本番を迎える。実は3年生にとっても、夏休みのインターンシップ(就業体験)参加が来年の就活に勝てる好機となる。ここで優秀な学生を探す企業もあるからだ。

 インターンシップとは、大学3年生を中心に実施される「就業体験」のこと。実際の職場で社員と同じような仕事を経験し、「職業意識」を高めることを主な目的としている。経団連の指針の手引きなどによれば、参加する学生は基本的に無給で、日数は5日間以上。

 ひと昔前までは大学の教員が関わり、特定の大学と企業が共同で実施する「産学連携」型が目立った。現在は政府が企業の特色を生かした多様な内容を推奨していることもあって、各企業が独自に考案したものが増えている。大学によってはインターンシップに参加することで卒業に必要な単位が与えられる。

 今回、122社が回答したアエラムック教育編集部の独自アンケートで「インターンシップを実施する」と回答した企業は79%にのぼった。「当社のことをよく知ってもらいたい」とする企業が多い。

 回答を詳しく見ていく。体験する仕事の内容は、「店長業務体験」(ファーストリテイリング<ユニクロ>)、「建築・土木現場における実務体験」(北野建設)など、リアルな職場を経験できる「就労体験(職業意識醸成)型」から、「アプリケーション開発、サーバーやストレージ等の構築作業体験」(NEC)や「新タイヤ開発のシミュレーション及び新たな生産ライン設計の考案」(住友ゴム工業)といった専門的な「理論実践型」まで多彩なプログラムが並ぶ。ほとんどの場合、学生と現場の社員が触れ合う機会を設けている。

 参加人数は数人から数百人までとさまざまだが、100人以上を募集する企業も18社あった(下の一覧)。時期としては一部の「通年募集」を除くと、夏をはじめ大学の休み期間に合わせたものが大多数を占めた。回数も「2回以上(複数回)」が77%を占める。三井住友海上火災保険が主要7都市で、AOKIも関東と関西で開催するなど、企業がいかに力を入れているか、よくわかるだろう。


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