「仕事ができますという感じの高級なスーツを着ていましたが、平日の昼間からぶらぶらしていて不審だった。目が合うと『会議に間に合わないかもしれない』『今はEXILEを推している』など、業界人ぽいことをわざと聞こえるように電話で話し、嫌みな感じでしたね」(近隣の住人)

 一方、秋山容疑者の実家は、静岡県富士市でお茶や花を生産する裕福な農家だ。地元の高校を卒業して上京し、白百合女子大に進学。昨年4月に帰郷し、実家の農作業を手伝っていた。

「色白で尾野真千子似の美人だが、昔はひけらかさないいい子。最近は朝7時ごろから夕方まで熱心に働いていたけど、高校時代から男性関係が少しハデになっていた」(中学校の同級生)

 なんと犯行当時は、大学4年生。そのころ秋山容疑者が住んでいたマンションで異臭騒ぎが起こり、警察も出動していた。事件後もその部屋で暮らし、大学に通っていたということか。

「女子アナ志望も多く、幅広い交流をもつサークル“放送研究会”に所属し、目立つグループの一員でした。大学4年の夏には教育実習をし、卒業式や謝恩会にも奇麗なはかま姿で楽しそうでした。事件に関係していたなんて、信じられません」(大学時代の知人)

 卒業後の秋山容疑者のツイッターには、

「私事ですが両家で顔合わせをし、12月28日に今お付き合いしている彼と婚約しました」

 と、順風満帆な様子が書き込まれている。

「昨年末の同窓会で2人から婚約が報告されてお祝いした。頭がよく地元の高専を卒業した彼は北海道にいて遠距離恋愛中。幸せそうだった」(中学校の同級生)

 捜査関係者によると、佐藤容疑者は容疑を認めたものの「(阿部さんは)気づいたら死んでいた」、秋山容疑者は「(運んだものが)遺体だと知らなかった」と供述しているという。阿部さんの息子の安否はいまだ不明。真相解明は緒についたばかりだ。

週刊朝日 2015年7月10日号