室井佑月「安倍さんすげ~」 (2/2) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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室井佑月「安倍さんすげ~」

連載「しがみつく女」

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「米国の戦争に巻き込まれることは絶対ない」とのことだが、その根拠を質問しているのに、「戦争法案というのはまったく根拠のない、無責任かつ典型的なレッテル貼り。恥ずかしいと思う」と答える。

「その根拠は?」と聞かれ、「その根拠は?」というアンサー。しかも、そんな質問するやつが恥ずかしい、そうレッテル貼りしているのは自分。そう思うのなら、なぜ恥ずかしいと思うのか、きちんと説明せよって話だよ。

「海外派兵は一般に禁止されている」といいながら、安倍さんが行いたいホルムズ海峡での機雷除去について訊ねられると、「例外的に認められる」だとさ。

「じゃ、例外とはなに?」

 そう訊ねられると、

「極めて慎重な当てはめをしていく」

 ……う~っ! わざと? それとも、言葉の意味を理解できないの? どっちにしろ不味(まず)いんじゃないかと思ってテレビを見ていたら、日テレNEWS24で、

「安倍首相は28日夜、自民党議員らとの会合に出席した。出席者によると、安保関連法案の審議について『野党の攻め方は下手だ。自分たちが野党ならもっとうまくやれる』などと野党側を批判したという。また、安倍首相は質問の内容について『同じことばかりだった』と話していたという」

 ぎゃ~っ! まさかの後者かも。

週刊朝日  2015年6月19日号


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室井佑月

室井佑月(むろい・ゆづき)/作家。1970年、青森県生まれ。「小説新潮」誌の「読者による性の小説」に入選し作家デビュー。テレビ・コメンテーターとしても活躍。自らの子育てを綴ったエッセー「息子ってヤツは」(毎日新聞出版)が発売中。

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