日本最古の稲作の地に残る、おいしいお米の元祖とは? 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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日本最古の稲作の地に残る、おいしいお米の元祖とは?

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 詩人、エッセイストの佐々木桂さんが、日本津々浦々に残る田園風景とその米を紹介する本誌連載「美し国、旨し米」。今回は岡山に残る伝統米「朝日」を取り上げる。

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 今おいしいとされているお米のほとんどが、かつて東西の雄であった「亀の尾」と「朝日」の血統だと以前書いた。その西の雄である朝日は、今も食すことができる。少量ながら、朝日の故郷ともいえる岡山県で、今も栽培されているのだ。

 温暖で清水の豊富な岡山は、実は米どころ。お米というと北のイメージが強いが、そもそも稲は暖かい地方の植物だ。稲のルーツと言われる中国でも、昔の稲作は揚子江より南。日本も戦前までは、冷害の多い北日本より、二期作や二毛作ができる西日本のほうが米どころだった。戦後、北日本を中心に、寒さに強いお米を作るべく品種改良が重ねられ、北国でも育てられるお米ができたのである。

 朝日は、人工交配がなされていない在来種。そのため、うるち米本来の味が楽しめるとも言われている。ちなみに岡山は、日本最古(約6千年前)の稲作の証拠が発見された県でもある。

週刊朝日 2015年6月5日号


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