田原総一朗「『新3要件』討論 安倍首相の説明は答弁になっていない」 (1/2) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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田原総一朗「『新3要件』討論 安倍首相の説明は答弁になっていない」

連載「ギロン堂」

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安倍首相の説明は…

安倍首相の説明は…

 集団的自衛権行使を認める武力行使の「新3要件」についてジャーナリストの田原総一朗氏は、急がずじっくり話し合うべきだという。

*  *  *
 5月20日に、集団的自衛権の行使をめぐって、安倍晋三首相と、民主党の岡田克也代表など野党3党首による党首討論が行われた。

 岡田代表は、まず政府が閣議決定をした「新3要件」に基づいて行使するときには、自衛隊の活動範囲は当然ながら相手国の領土、領海、領空に及ぶのではないか、と問うた。

 それに対して安倍首相は、「一般に海外派兵は行わない。これは最小限度を上回るということで我々は行わない」と答えた。「私たちの集団的自衛権の行使については、一部の限定的な容認にとどまっている」とも言った。

 安倍首相が意図的にはぐらかしている、とは考えたくないが、これでは答弁になっていない。

 仮に後方支援で武器、弾薬、兵員などを運ぶとしても、少なくとも相手国の港までは運ばなくてはならないわけで、当然ながら領海、領土に入ることになるのではないか。あるいは安倍首相は、岡田代表の質問が理解できていないのか。武器、弾薬、兵員などの輸送といっても相手国は戦闘行為ととらえて、攻撃の対象になるはずである。

 さらに、後方支援を行うのは、戦闘行為が行われていない場所であって、戦闘が始まれば直ちに撤収するということだが、繰り返し記すが後方支援といえども、相手方にとっては敵対行為、戦闘行為である。


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