田原総一朗「原子力規制委員会を切り捨てた福井地裁への疑問」 (1/2) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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田原総一朗「原子力規制委員会を切り捨てた福井地裁への疑問」

連載「ギロン堂」

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 14日、福井地裁は関西電力高浜原発3、4号機の再稼働を認めないとの決定をした。しかし、ジャーナリストの田原総一朗氏はその判断に疑問を呈する。

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 関西電力高浜原発3、4号機の安全対策が不十分だとして福井、京都、大阪、兵庫の住民9人が再稼働差し止めを申し立てた仮処分で、福井地裁の樋口英明裁判長は、4月14日に再稼働を認めないとの決定をした。原子力規制委員会の新規制基準は「緩やかにすぎ、安全性は確保されない」というのである。

 この福井地裁の仮処分決定を、朝日新聞は15日の社説で「司法の警告に耳を傾けよ」と大きく報じ、毎日新聞も「司法が発した重い警告」との見出しで、「いくつもの問題を先送りしたまま、見切り発車で再稼働をすべきでないという警鐘は軽くない」と力説している。

 それに対して、読売新聞は「規制基準否定した不合理判断」であると断じ、「関電が決定を不服としているのは、もっともである」と強調している。

 さらに「産経新聞」は「高浜異議申し立て 迅速に決定を覆すべきだ」とまで書いている。

 長年の安全神話を破るように起きた福島第一原発の深刻な事故は、国民の多くに原発不信、というよりも、いわゆる「原子力ムラ」への根源的な不信感を抱かせた。その根源的不信感を代弁しているのが朝日新聞の社説である。


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