サバサバ女優・山口智子が演じるのは大久保佳代子? (2/2) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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サバサバ女優・山口智子が演じるのは大久保佳代子?

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週刊朝日#ドラマ
山口智子さんに時代の変化を感じる?

山口智子さんに時代の変化を感じる?

 そのセリフ回し、ナチュラルという名の落ち着きのないリアクション、50歳だけどキープされたスタイル、もちろん二の腕さらすノースリーブファッション。

 驚くことにその髪の長さまで、往年の彼女の代表作「ロングバケーション」(96年制作、フジテレビ系)に出ていた時と、まったく変わっていないのだ。

 ただひとつ違う所。「ロンバケ」の山口演じる南は当時の女性の憧れの存在だったが、「心が~」の静は「いい歳をして自分探しをする」痛い女扱いなこと。

 山口自身は寸分も変わらないのに、それをとらえる世の中の変化。思えば96年の流行ってルーズソックスにアムラーにチョベリバですよ。そんな中でサバサバ輝いていた南。

 でもラブストーリー「ロンバケ」の枠、フジテレビ月9で今やっているドラマのテーマはストーカー被害と企業内の不正問題。めっきりサバサバしづらいよ!

「せっかく一緒に暮らすわけだしぃ、あなたを私色に染めちゃおっかなぁって~」

 病んでるサバサバ女・静のセリフも、もはやお笑い肉食女子・大久保佳代子のネタにしか聞こえない平成27年の春。

 ドラマの中で心を病んだ春太(阿部サダヲ)が毎日聴いているセラピープログラムの言葉「大丈夫です。あなたは今日も大丈夫」を、とり残されたサバサバプッハーに今こそ送りたい。

週刊朝日 2015年5月1日号


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