動物写真家の岩合光昭さんの世界のを訪ねる旅をお送りする。今回は、トルコ・イスタンブールの猫。

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 アジアとヨーロッパの接点に位置する、トルコ最大の都市イスタンブール。世界遺産のアヤソフィアは、東ローマ帝国時代、キリスト教の大聖堂として建設され、15世紀、オスマン帝国の支配とともに、モスクに転用された。

 現在は、博物館のこの世界遺産には、猫が暮らしている。緑色の瞳のメス猫グリは、通称オバマキャットと呼ばれる。アメリカのオバマ大統領が同地を訪れた際、グリを撫でたことからニックネームがついた。にゃんとも有名な猫です。

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週刊朝日  2015年4月24日号

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岩合光昭

岩合光昭

岩合光昭(いわごう・みつあき)/1950年生まれ。動物写真家。1980年雑誌「アサヒグラフ」での連載「海からの手紙」で第5回木村伊兵衛写真賞を受賞。1982~84年アフリカ・タンザニアのセレンゲティ国立公園に滞在。このとき撮影した写真集『おきて』が全世界でベストセラーに。1986年ライオンの親子の写真が、米「ナショナルジオグラフィック」誌の表紙に。94年、スノーモンキーの写真で、日本人として唯一、2度目の表紙を飾る。2012年NHK BSプレミアムで「岩合光昭の世界ネコ歩き」のオンエア開始。著書に『日本のねこみち』『世界のねこみち』『岩合光昭写真集 猫にまた旅』『ふるさとのねこ』『ネコを撮る』『ネコへの恋文』など多数。初監督作品となる映画「ねことじいちゃん」のBlu-rayとDVDが発売中。

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