この3月に終了した「いっぷく!」の後継として引き続き司会を務める国分太一と共に、女優の真矢ミキを抜擢したのが「白熱ライブ ビビット」(TBS系・午前8時~)。

 初回視聴率は3.0%だったが、何より強烈なインパクトを与えたのは“紫”が基調のスタジオセットだ。テレビ局関係者は「紫は欲求不満の色なんて言われますし、通常、深夜番組でしか見ない。それを朝の情報番組にもってくるとは」と驚く。前出の吉田氏が言う。

「真矢のアップが多すぎ。彼女が奇麗なのはわかるが、アレルギー成分で問題になった石けんCMの『あきらめないで!』という“迷セリフ”が今にも聞こえてきそうです」

 真矢の起用については、碓井教授も首をひねる。

「放送開始から1週間以上が経ったのに、ほとんど印象がない。局は国分の横で“しっかりもののお姉さん”的な役割を求めたかもしれないが、『次は○○』とコーナーのつなぎだけ。元宝塚スターに失礼な気がします」

 ただし2人の脇で、黒縁メガネで進行する井上貴博アナを評価する声がある。

「みのもんたが降板した後の『朝ズバッ!』の後任として、若手ながらものすごい重圧の中で番組を回していた器用さを今後生かしたいところ」(TBS社員)

週刊朝日 2015年4月24日号より抜粋