今月6日(日本時間7日)、“日本人初の名門ヤンキースの開幕投手”という栄誉を得たものの、4回5失点KOされた田中将大投手(26)。ヤンキースの開幕投手の4回降板は“30年ぶり”の不出来だそうで、マー君のメジャー2年目はニューヨーク(NY)メディアに酷評されまくりのスタートとなった。
「去年故障するまでは絶賛の嵐だったのに、今は酷評ばかり。NYらしい見事な手のひら返しですが、フォーシーム(日本でいうストレート)が減り、その球速も去年より落ちているのを疑問視されているんです。今年野球殿堂入りした大投手ペドロ・マルティネス氏が『タナカは躊躇(ためら)いがちに投げているから球速が出ず、変化球のキレも悪い。完全に健康ではない』と語っていたのと同じ論調です。NYタイムズ電子版は“右肘の心配を打ち消せず”、NYポスト電子版は“この球速ではヤンキースは並のチームになる”と辛辣な見出しを付けていましたね」(スポーツ紙デスク)
NYデイリー・ニューズは翌日の紙面で「WHO IS THIS GUY?(この男は誰?)」。昨季活躍したタナカとは別人、という皮肉だ。
さらに「こんな投球をするならトミー・ジョン(靭帯再建)手術を受けさせるべき」と、やはり右肘を問題視。4回降板を「マサヒロ・タナカの短い一日」と皮肉ったNYタイムズも「健康面の懸念が広がる」と不安視している。