「スッキリ!!」の上重聡 (c)朝日新聞社 @@写禁
「スッキリ!!」の上重聡 (c)朝日新聞社 @@写禁

 出勤前のサラリーマンから主婦まで幅広い層が観る朝の情報番組。この4月は“春の番組改編”で視聴率獲得を目指すなか、その目論見を潰してしまったのが固定ファンをつかんで安定した人気を誇る「スッキリ!!」(日テレ系・午前8時~)だ。

 テリー伊藤と勝谷誠彦というアクの強い出演者2人を卒業させて、上重聡アナを司会に抜擢した。さわやかに再スタートしたが、その直後に「週刊文春」が上重アナの有力スポンサーからの利益供与疑惑を報じ、別の意味で注目を集めてしまった。マンションの購入資金として「1億7千万円」の融資を無利子で受けたと報道され、庶民感覚を軸にする情報番組の“顔”としては致命傷を負ったのだ。

「フリーになった羽鳥慎一アナの後継として看板アナに育てるはずが、まさかの事態。社内はかなり冷ややかです」(日テレ関係者)

 アナウンサーには清廉性が求められるからと、銀座でホステス経験があった女子大生の内定取り消し騒動を起こした日テレだけに、分が悪かった。上重アナは番組内で釈明、頭を下げた後も出演しているが、どこかやりにくそうに映る。むしろ、加藤浩次が折に触れて「今、イメージ上げようと必死な時期だもんな」などと際どいツッコミを入れるのが話題になっている。

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