逮捕のきっかけは昨年1月、マニラのホテルで13~14歳くらいの少女にみだらな行為をし、デジカメで写真撮影し、SDカードに保存していたこと。フィリピン警察からの情報で神奈川県警が昨年2月に家宅捜索をしたところ、フィリピン女性の写真約14万7千点が出てきた。几帳面に、1万2600人以上の女性の写真に通し番号が振られていた。元校長は「女性の1割は18歳未満だった」と供述しているという。

 それにしても、どうして大量のコレクションが可能だったのか。マニラの売春事情に詳しい現地邦人はこう話す。

「マニラには貧乏な家庭の少女がいっぱいいるから、カネを出せば集まってくる。ブガウと呼ばれるポン引きは、客の求めに応じて、貧しい少年や少女たちを調達してきます。日本人観光客専門に、少女を斡旋する現地邦人だっています」

 フィリピンは18歳未満の少年少女への児童虐待や人身売買に非常に厳しい国だ。

「外国人が少年少女にわいせつ行為をすると、大体懲役20年以上。場合によっては無期懲役になります」

 逮捕容疑だけだと罰金刑の可能性もある元校長だが、二度とフィリピンには近づけないだろう。

(本誌取材班=山内リカ、上田耕司、福田雄一/黒田 朔)

週刊朝日 2015年4月24日号