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室井佑月「あたしの発言を非難した人はどこへいった」

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※イメージ写真

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 作家の室井佑月氏は、安倍首相に対して批判できない世の中になりつつあるとこう危惧する。

*  *  *
 さるお方が自衛隊のことを「我が軍」といった。このことについて突っ込まれ、「共同訓練に関する質疑の流れの中で答えた。相手国である他国軍との対比をイメージして自衛隊を『我が軍』と述べた。それ以上でもそれ以下でもない。自衛隊は私の軍隊とは違う」と釈明した。

 私の軍隊とは違う? わーお、注意され言葉を正したってより、そこまでは考えてないって意味じゃんか。

 思い返せば10年前、イラクに自衛隊を派遣した時のことだ。ワイドショーに出演していたあたしは、自衛隊の「派遣」を「派兵」といってしまい、方々から叱られた。

 いいたいことは別にあったので「派遣」だろうが「派兵」だろうがどうでもいいじゃんと思ったけど、謝った。「派遣」といわなければならない、強固な建前の意味を理解して。

 30代の小娘の発言と、一国の首相発言。当時、あたしの発言を非難した人はどこへいってしまったのだろうか。てか、そういうことじゃないよな。じわじわと世の中が変わってしまったんだ、そう思って恐ろしくなったよ。

 たぶん、3月27日の報道ステーション、コメンテーターとして出演した古賀茂明さんはこういったことの危険について話したかったんじゃないか。


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