丸山茂樹「今年の国内男子ツアーに注目選手はいない」 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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丸山茂樹「今年の国内男子ツアーに注目選手はいない」

連載「マルちゃんのぎりぎりフェアウエー」

孔明ちゃんは、まだまだ強くなれる (c)朝日新聞社 

孔明ちゃんは、まだまだ強くなれる (c)朝日新聞社 

 プロゴルファーの丸山茂樹氏は、今年の国内男子ツアーの展望に期待選手はいないが、ワクワクしているという。

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 約2カ月半のオフを過ごしたロサンゼルスの自宅から、このほど日本に戻って参りました!

 僕はどこからどこに移動しても、時差ボケがヒドいタイプでして。いまは日本時間の夜7時ごろになると睡魔が襲ってくるんです。

 ロスでいうと午前3時ですね。向こうにいるときはテレビを見たり、なんやかんやでその時間まで起きてましたから。

 ちょうど晩ごはんを食べたあとぐらいで、めちゃくちゃ眠くなる。でも、そこで寝ちゃったら時差ボケは直らないから、必死で起きてますよ。

 ロスで生活した日々は、例年通りに充実してました。日本にいると、まあ現役バリバリのときほどではないにせよ、周囲の目も気になる。その点ではリラックスして生活できますし、トレーニングや練習の環境も、向こうの方がはるかにいいですから。それに何より、非常に体調がよくなるんです。

 僕は肩こりと片頭痛持ちなんですけど、ロスにいると一切出ないんですよ。気圧の関係なのかなあ。恐るべしカリフォルニアの神秘! 湿気と無縁なのも関係してるのかな。ほら、ジメジメした季節になると、「あちこち痛い」なんて言いだすお年寄りの方って多いじゃないですか。

 とにかく肩がこらない、頭痛が出ないってことで、ほんと気持ちよく過ごせるんです。しかも今回は、懸案の左手親指の状態がよかったから、かなりゴルフができましたしね。

 日本に戻ってからも、比較的調子いいですよ。ゴルフをしたら痛みは出るんですけど、去年の半分程度という感覚ですからね。

 4月中旬に国内男子ツアーが開幕します。僕は去年と同じで、7月初めの「長嶋茂雄招待セガサミーカップゴルフトーナメント」が最初の試合となる予定です。そこで4日間しっかりプレーすることが目標ですけど、左手親指がいまの状態のままなら、去年よりかなり練習を積めるはずなので、望みが持てますね。

 さて、2015年の国内男子ツアーの見どころなんですけど、基本的に注目する選手ってのはいないですね。冷たい言い方かもしれませんけど、新星が現れそうだという話も聞かないし、QT(予選会)上がりの選手でとくに有望株がいるとも聞かないし。

 そういう意味でいうとね、今年は誰が出てくるのか分からないワクワク感を楽しむ年なんじゃないですかね。

 思いもよらない新星が出てくるのか。僕自身もそうでしたけど、初優勝をきっかけに、バーッとブレークする若手が出てくるかもしれない。

 はたまた、小田孔明ちゃん(36)が2年連続の賞金王を持っていくのか。プロ15年目の昨シーズンで初の賞金王に輝いた孔明ちゃんでしたけど、世界ランク50位以内の条件を満たせず、念願のマスターズへの招待状は届かなかったんです。ランクアップを目指して昨年末と今年2月にタイの試合に出るも、ダメ。さらに3月の米ツアーでは難コースに翻弄(ほんろう)されて、73人中68位と散々でした。

 洗礼を浴びた孔明ちゃんが何を学んで、日本ツアーにぶつけてくるのか。楽しみにしたいです。

週刊朝日 2015年4月10日号


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丸山茂樹

丸山茂樹(まるやま・しげき)/1969年9月12日、千葉県市川市生まれ。日本ツアー通算10賞。2000年から米ツアーに本格参戦し、3勝。02年に伊澤利光プロとのコンビでEMCゴルフワールドカップを制した。リオ五輪でゴルフ日本代表ヘッドコーチ、東京五輪では監督を務める。セガサミーホールディングス所属。

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