“偽造書類”で結婚式をした女優 思い出語る

週刊朝日
 1984年に結婚した、日本のテレビ草創期から活躍している構成作家・河野洋(こうの・よう)さんと演技派俳優・藤田弓子さん。二人の結婚式は大橋巨泉さんがニセ書類を作って挙げたという。

*  *  *
妻「私の39歳と364日目に結婚したのね」

夫「要するに40歳の1日前。僕が考えた洒落(しゃれ)なんだけどね」

妻「新婚旅行は軽井沢に行ったけど、ずっとしゃべって笑いっぱなし。結婚式とか披露宴はするつもりがなかったんだけど、青島さんや高平さん、クレージーキャッツの面々が黙っているわけないのね。いい肴ができたとばかりに……」

夫「『俺たちに明日はないことはない』と勝手に名づけたパーティーを企画してしまった」

妻「しばらくして、ハワイへ旅行する機会があったのね。そしたら、向こうで一緒になった大橋巨泉さんが『マウイ島の教会で結婚式しなさいよ。俺が仲人やってやる』。教会では結婚の証明書がないとだめと言われたんですけど、巨泉さんがそれらしいものを作ってくださって。単なるセレモニーだからいいって(笑)」

夫「巨泉さんが書いてる紙を見たら、『五郎右衛門』とかあるんだよ。『なんですか、それ』って聞いたら、『きみの親父さんの名だよ。先方にはわかりゃしないんだから、なんでもいいんだ』って(笑)。確かにばれないで、挙式できた」

週刊朝日 2015年3月20日号より抜粋

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