※イメージ写真
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 昨年はドラマ4本出演と女優業でも活躍、トップモデルとして絶大な人気を誇る佐々木希さんだが、作家の林真理子さんとの対談では、芸能界は違う世界のことだったという。

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林:秋田の洋服屋さんで働いていたところに、たまたま雑誌の人が来たんでしょう?

佐々木:そうです。「ヤングジャンプ」が「素人美少女発見」というので全国を回っているとき、たまたま声をかけていただいて。

林:それが雑誌に載ったら大反響だったんですね。でも、秋田のなまり、ぜんぜんないですね。

佐々木:いや、ありました。だから最初はボイストレーニングに行かされました。

林:上京するとき、ご両親に反対されなかったですか。「だまされてるんだ」とか、「芸能界はそんな甘いところじゃない」とか。

佐々木:反対はされなかったですね。「自分がしたいことだったら、チャンスだし、やってみたら?」みたいな。

林:もしそれがなかったら、そのまま秋田にいようと思ってたわけですか。

佐々木:思っていました。

林:東京に行こうとか、劇団に入ろうとか、オーディション受けようとか、なぜ思わなかったのか不思議でしょうがないけど。

佐々木:いえいえ、秋田にいたらスクールとかもありませんし。違う世界のことだと思ってました。

林:小さいときにみんなから「芸能界に入れば?」とか、「女優さんになれば?」とか言われなかったんですか。

佐々木:まったく言われなかったですね。

林:秋田で結婚して、ふつうのお母さんになろうと思ってたんですか。

佐々木:そう思ってましたね。それしか道はないと。

週刊朝日 2015年3月6日号より抜粋