美しい庭の情景が思い浮かぶパリのフレーバーティーベッジュマン&バートンは1919年にパリで創業した茶舗。日本にも店舗ができ、オンラインショップでも購入できるように。ホワイトデーのギフトにもおすすめ(撮影/外山亮一・スタジオ・テンフォー)
美しい庭の情景が思い浮かぶパリのフレーバーティー
ベッジュマン&バートンは1919年にパリで創業した茶舗。日本にも店舗ができ、オンラインショップでも購入できるように。ホワイトデーのギフトにもおすすめ(撮影/外山亮一・スタジオ・テンフォー)
水出しアイスティーにも(撮影/外山亮一・スタジオ・テンフォー)
水出しアイスティーにも(撮影/外山亮一・スタジオ・テンフォー)
たっぷり入った香りの「素」(撮影/外山亮一・スタジオ・テンフォー)
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たっぷり入った香りの「素」(撮影/外山亮一・スタジオ・テンフォー)

 週刊朝日で好評連載中の「美意識ある生活」。生活品評論家の東海左由留(とうかい・さゆる)さんが厳選したひと品を紹介している。東海さんは日本とヨーロッパで「生活をより豊かに」をテーマに様々なアイテムやサービス、ライフスタイルを取材。自腹で購入し、時間をかけて使用感を検証している。

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 今回は、ベッジュマン&バートンのフレーバーティーを紹介する。

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■薔薇の花びらが、ティーポットの中で広がる

 パリを訪れるたびに、必ずお土産と自宅用に大量購入するのが、ベッジュマン&バートンのフレーバーティー。花びらやドライフルーツ、バニラなどで香りをつけたフレーバーティーは多々あるが、ここのお茶ほど一口ふくんだときに、花咲き、果実が実る「庭の情景」を思い起こさせるものはないからだ。

 お湯を注いでから2~3分して、ティーポットの蓋をあけると思わず微笑んでしまう。今回紹介するエデン ローズならば、ティーポットの中でたくさんの薔薇の花びらが広がっていて、「ああ、これが香っているのだ」と、目でも香りを堪能できる。

 ベースとなる茶葉にも特長が。赤い果実を感じさせるジャルダン ルージュのベースは、ノンカフェインのルイボスティー。アールグレイ フィネストには、まだ葉の開いていない新芽のホワイトチップがブレンドされて、味と香りがよりふくよかに。どのお茶も、香りと味覚のセンスに脱帽させられる逸品。

<今日の逸品>
アールグレイ フィネスト 1900円
エデン ローズ 1800円
ジャルダン ルージュ 1900円
(オリジナル缶入り70g、すべて税別)
問い合わせ先:ベッジュマン&バートン 丸の内店

週刊朝日 2015年3月6日号