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　本誌連載の「おすすめアプリ生活」で今週、ライターの小幡恵が推薦するのは、地図の上からタクシーを呼べるアプリです。

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　乗りたいときほど見つからないのがタクシー。こういうときにこそ便利なのがこのアプリ「全国タクシー配車」だ。

　タクシーを呼ぶというと、「自宅からタクシー会社に電話して配車を頼む」とか、「社用族」が銀座のバーで「そろそろ帰るから1台呼んどいて」というのがよくあるパターンだが、最近は利用の幅が広がったようだ。

　特に高齢者の利用が増えている。まだ介護タクシーを利用する必要はないが、雨の日や荷物が多い日などはタクシーを利用したいと思う人は多い。夫婦で郊外に出かけたいが夫が腰を痛めたばかりなのでタクシーを使いたいとか、病院の帰りに薬局に寄ったら急に雨が降りだしてしまったのでタクシーで帰りたい、バーゲンに行ったらうっかり買いすぎてすごい荷物になっちゃった！　という場合など。

　駅や病院の前、都市部の幹線道路沿いならばすぐにつかまえられるが、天候や時間によってはそうとは限らない。そういうときにこのアプリが力を発揮する。アプリを開くだけで地図上に現在地が表示され、「15分以内で探す」など、時間を指定すると周辺の空車がミニカーのように表示されて走り回っている様子が一目瞭然。タクシーをつけてもらいたい場所を地図上で指示し、「10分以内」など時間を指定すると時間内に配車できるタクシーを探してくれる。あとはスマホの電話番号、自分の名前を入力すればOK。行き先を入力すると料金の概算が表示されるので料金を見てから呼ぶかどうか決めることもできる。

　車を停めて待っていてもらうか、乗務員に迎えに来てもらうかも選択でき、1時間後～翌日の間なら予約することも可能だ。なおネット決済にも対応。全国129グループのタクシーに共通のアプリだが、東京無線、日本交通、大和自動車交通、東京都の個人タクシーなど、それぞれの専用アプリもある。

※週刊朝日 2015年2月27日号