神社の合格祈願、近年は使い分けが主流? 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

AERA dot.

神社の合格祈願、近年は使い分けが主流?

このエントリーをはてなブックマークに追加
週刊朝日
神頼みで合格を掴み取れる!?(写真は早稲田大学)

神頼みで合格を掴み取れる!?(写真は早稲田大学)

 受験シーズンも佳境。ここまできたら「運も実力のうち」だ。当日の体調や天候、交通事情など、本人の努力だけではどうにもならないこともある。合格祈願スポットで“運”が味方になれば心強いだろう。「受験の神様」として不動の地位を築いた天神様だが、神社では、ほかの神様と合祀されている場合も多いので、志望校によって使い分ける人もいるようだ。

 たとえば、東京都台東区にある小野照崎(おのてるさき)神社は、菅原道真と、歌人の小野篁(たかむら)が祀られている。学問と芸能に御利益があるとされ、近くにある東京芸術大学の受験生がよく訪れるとか。ちなみに、無名時代の渥美清さんがこの神社を参拝した後、「男はつらいよ」の主役を射止めたことでも有名だ。

 上野公園(東京)内の五條天神社は、菅原道真と大国主命(おおくにぬしのみこと)、少彦名命(すくなひこなのみこと)を祀っている。後者の2神は薬祖神なので、こちらは医大や薬学関係の受験生が多く参拝する。

 菅原道真だけでなく、本居宣長、柿本人麻呂、吉田松陰など、実在した秀才たちを祀る神社も多くある。八百万の神の国、日本にはいろいろなところに神様がいる。

「神頼み」というと、半ば他人任せの投げやりな響きもあるが、祈願する効果は、「あると思いますよ」と『「日本の神様」がよくわかる本』(PHP文庫)などの著書がある作家の戸部民夫さんは言う。

「神様が何かしてくれるというより、祈ることで自分が清められる気がします。神社というのは基本的に『けがれ』を清め、調和を取り戻す場所なんです。人間も神様も自然の一部で、大切なのは調和。緊張や不安が強くストレスがある状態は、調和が崩れているときです。『祈る』ことで、本来持っている集中力や士気を高められる気がします」

 最後の「神頼み」、御利益は実力発揮かもしれない。

週刊朝日 2015年2月20日号より抜粋


トップにもどる 週刊朝日記事一覧

続きを読む

関連記事関連記事

このエントリーをはてなブックマークに追加
あわせて読みたい あわせて読みたい