和歌山小5殺害容疑 僧侶・教授の息子の転落人生 (2/2) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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和歌山小5殺害容疑 僧侶・教授の息子の転落人生

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「以前から他人の家をのぞき込んだり、鍵をかけていないドアから勝手に入り込もうとしたりしていた。うちもそんなことがあり、何の用か、と聞くと、『おらぁ!』などとドスの利いた声を出し立ち去った。彼にものを盗まれたという人もいる。警察にも言ったがとりあわなかった」(同)

 住人らの証言によれば、中村容疑者は3人きょうだいの末っ子で、姉が2人いる。地域の区長を務める父は僧侶で、県内の仏教系大学の教授。研究テーマは密教で、弘法大師空海などに関する著書も複数出している。母は茶道と華道の教室を開き、民生委員も務める名士だ。小学校時代の同級生がこう語る。

「小学校の時は、当時流行(はや)っていたベイブレード(コマの玩具)でよく遊んだ。両親も丁寧な人で、しつけもきちんとしていた。最近、木刀を持って歩いているところに出くわして声をかけると、『俺はいつも木刀を持って散歩するんだ』と話していた」

 少年時代はおとなしい性格だったというが、高校受験に失敗。進学した工業高校を中退した後は引きこもりがちになり、仕事にも就かず、父親は周囲に「手に負えない」とこぼしていたという。

「高校の時に部活でいじめにあったのがきっかけで、不登校になったと聞きました」(別の同級生)

(取材班=今西憲之/本誌・一原知之、上田耕司、小倉宏弥、小泉耕平、野村美絵、牧野めぐみ)

週刊朝日 2015年2月20日号より抜粋


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