腕が急上昇した気分になるハイエンドコンパクトデジタルカメラコンパクトデジタルカメラだが、画像の表現力の豊かさやクリアさはピカイチ。最新機のRX100 IIIはファインダー搭載だが、筆者はあまり使わないので、あえてIIを選択。多彩なマニュアル操作ができるので、上級者も満足できるはず(撮影/写真部・松永卓也)
腕が急上昇した気分になるハイエンドコンパクトデジタルカメラ
コンパクトデジタルカメラだが、画像の表現力の豊かさやクリアさはピカイチ。最新機のRX100 IIIはファインダー搭載だが、筆者はあまり使わないので、あえてIIを選択。多彩なマニュアル操作ができるので、上級者も満足できるはず(撮影/写真部・松永卓也)
グリップを付けると手にフィットし使いやすい(撮影/外山亮一・スタジオ・テンフォー)
グリップを付けると手にフィットし使いやすい(撮影/外山亮一・スタジオ・テンフォー)
カールツァイスのバリオ・ゾナーT*レンズ(撮影/外山亮一・スタジオ・テンフォー)
カールツァイスのバリオ・ゾナーT*レンズ(撮影/外山亮一・スタジオ・テンフォー)

 週刊朝日で好評連載中の「美意識ある生活」。生活品評論家の東海左由留(とうかい・さゆる)さんが厳選したひと品を紹介している。東海さんは日本とヨーロッパで「生活をより豊かに」をテーマに様々なアイテムやサービス、ライフスタイルを取材。自腹で購入し、時間をかけて使用感を検証している。

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 今回は、ソニーのデジタルスチルカメラを紹介する。

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■コンデジと一眼カメラ、どちらを選ぼうか

 年末年始、室内での家族写真やイルミネーションが輝く夜景を撮影する機会が増える。手軽に撮影するなら、やっぱりコンパクトデジタルカメラ。写真の質やニュアンスにこだわると一眼レフやミラーレス一眼カメラがいいが、重くてかさばる。どちらにも一長一短がある。

 私の場合、旅先で資料用の写真を撮影する頻度が高いので、撮りやすさが第一。というわけで、私の力強い相棒がソニーのハイエンドコンパクトデジカメ、RX100 IIなのだ。進化した大型1.0型センサーとカールツァイスのF1.8レンズのおかげで、美しいボケ味が出せるし、ブレブレになりやすい夜景や暗い室内でも私の拙い撮影の腕をカバー。またWi―Fi付きでスマホやiPadに簡単に画像を取り込めるから、その場で家族や仲間と一緒に見たり共有したり、Facebookに画像をアップするのも楽々。カメラは楽しいコミュニケーションツールなのだ。

<今日の逸品>
ソニー デジタルスチルカメラRX100 II 5万~7万円(税別・週刊朝日編集部調べ)
問い合わせ先:ソニー買い物相談窓口
※ソニーのデジタルスチルカメラを購入する

週刊朝日 2014年12月19日号