やしきたかじんさんの長女初激白「百田尚樹さん、事実は違う」

やしきたかじん

2014/12/11 11:30

「娘さんのことをここまでボロクソに言っていたか、と言うと違う気がする。新地で飲んでいる時でも娘さんから電話があれば丁寧にしゃべっていたし、『親らしいことを何もしてへん』という気持ちも吐露していた。結婚相手についてもかなり心配していました」

 結局、Hさんは父を看取ることができなかった。14年1月3日にたかじん氏が亡くなると、Hさんはさくら氏から連絡を受け、東京のたかじん氏のマンションでやせ細った父の遺体とようやく対面する。この時が、さくら氏との初対面だった。

 Hさんの弁護団が作成した訴状では『さくら氏が無償の愛を注ぎ、相続においても何も求めず謙虚な姿勢を示してきたという作品の基調はそもそも事実に反する』と記してある。

 たかじん氏は亡くなる直前、遺言執行者となる弁護士を呼び、死亡危急時遺言を作成していた。

「遺産のうち6億円は大阪市や社団法人などに遺贈を行い、それ以外のすべての遺産はさくら氏に相続させるというものでした。死亡時、たかじん氏の自宅金庫には2億8千万円の現金があったとされ、さくら氏はこのうち1億8千万円は生前、取り交わした『業務委託契約』に基づいて自分のものだと主張しています。そして遺言執行者が勝手にさくら氏分のお金を数えたなどという理由で解任を家裁に求め、その弁護士は辞任し、百田氏が描いた内容と違っています」(Hさんの代理人を務める的場徹弁護人)

 Hさん側の主張を、どう受け止めるのか。また、Hさんに取材せずに作品を世に出したことに問題はなかったのか。幻冬舎と百田氏に見解を尋ねたが、<現在係争中であり一切の回答を差し控えさせていただきます>とのことだった。

(本誌取材班)

週刊朝日  2014年12月19日号より抜粋

殉愛

百田尚樹著

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