少年審判までに誰が後見人に? 佐世保高1殺害事件・少女Aの家庭崩壊 (2/2) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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少年審判までに誰が後見人に? 佐世保高1殺害事件・少女Aの家庭崩壊

週刊朝日

「父親らは精神科医との連携不足を嘆いていた。事前にもっと知っていれば、対応できたのに、という無念の思いもあったようです」(父親の知人)

 精神科医としての守秘義務があるとはいえ、なぜ保護者にこうした事実を伝えなかったのか。

 本誌は精神科医を直撃したが、無言。病院事務長から以下の回答があった。

「すべての社からの取材を断っておりまして、なにもお答えできません」

 少女の精神鑑定の期限は12月24日。だが、鑑定が終わっても前途は多難だ。

「少年審判が開かれても、親権者がいなければ、壁にぶち当たってしまう。今後は被害者との損害賠償交渉などもある。父親の自殺後、継母は体調を崩し、長崎の病院に入院したりしていたが、祖母の死亡確認に立ち会ったり、Aの兄の相談にのったりと親代わりのようなことをしていた。だが、実家の両親から、A家と縁を切り、長崎を出るように説得されているので、今後どうなるかは全くわからない。審判までにきちんと後見人を立てなければ、少年審判を始めることも難しくなります」(地元司法関係者)

 Aは10月、佐世保署の霊安室で、自殺し遺体となった父親と十数分、対面し、涙をこぼし、すすり泣いていたという。五里霧中の中、真相はどこまで明らかになるのか。

(本誌・牧野めぐみ、上田耕司/今西憲之)

週刊朝日  2014年11月21日号より抜粋


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