女優・藤田朋子の夫 つき合う前に「うわあ!」と携帯電話を切った理由 (2/2) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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女優・藤田朋子の夫 つき合う前に「うわあ!」と携帯電話を切った理由

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週刊朝日#結婚


夫「やっぱりディズニーランドかな?」

妻「そのころメールのやりとりはしていて、私が『ディズニーシーに行きたいな』ってメールしたら、『僕も行きたいです』って」

夫「彼女、ディズニーマニアなんですよ。で、実は僕もディズニーランドが大好き」

妻「最初は4人で行くはずだったけど、ほかの2人が行けなくなっちゃった」

夫「二人きりで会ったのって、そのときが初めてだったんですよ。でも七つも年が違うし、僕は常に敬語で、恋愛の『れ』の字もあるわけがない」

妻「当時私が37歳で、彼は30歳になったばかり。いっぱい話はしたけれど、なかなか距離は縮まらなかった。私も、彼は若いし彼女もいるだろうなって思ってたし、あんまり妄想を膨らませても、後でがっかりしちゃうからって……」

 数カ月後、ある夜のメールのやりとりが、二人の運命を決めた。

夫「僕が近所のバーで飲んでいるときに、彼女からメールがきたんです」

妻「あのね、私、この人が酔っ払うとどんなにすごいことになるか、結婚してから知ったんです。前の晩にしゃべったこと、翌朝、何も覚えてないんですよ! 知っていたらあんなメールはしなかった。あのときは夜に地震があって……」

夫「『いまどこ? 大丈夫?』ってメールがきたんです。『大丈夫ですよ。近所のバーで飲んでます』『誰と?』『一人ですよ』。そしたら『一人は寂しくないですか?』って……。『いや、一人のあなたに言われたくないですよ』って返したら、『私は好きこのんで一人なんじゃないんです。誰も私のことなんかわかってくれないだけです』だって」

妻「……(苦笑)」

夫「マスターに『めんどくせえなあ』とか見せながら、『俺は藤田さんのことわかっているつもりですよ。僕は藤田さんのこと好きですよ』って返したんです。そしたら『その好きっていうのはどういう意味ですか?人間的に好きって意味ですか、それとも男女の好きなんですか?』……。僕、『うわあ!』って、もう電源切っちゃった(笑)」

 電話を切った後も、夫は深夜まで飲み続けた。

夫「その後、へべれけになって家に帰ったら、今度は電話が鳴って」

妻「私はその間、ずっと電話の前に正座して、返事を待っていたわけですよ」

夫「夜の3時過ぎで、僕、もう意識不明ですよ。でも、『どういうことですか』って聞いてくるから……」

妻「今までもいろいろそういうことがあったんですよ。恋愛対象なのか? 単なるバンドの仲間なのか? これを勘違いしたことで音楽がうまくいかなくなったことが、過去に何度かあったんです。それに30代後半で、もう遊んでいる場合じゃなかった。だからここはハッキリさせないと、と。そしたら彼は『いや、好きですよ』と言った。『その好きっていうのは一生一緒にいてもいいって意味ですか?』って聞いたら『そうですよ』って。『はっ、それはどうもありがとうございます』って言って、電話を切ったんです」

夫「僕は翌朝起きて、『あれ? 昨日の、夢だったのかな』と。ぼんやりしてたら、彼女からメールがきた。タイトルにハートマークが10個くらいついて、本文にもハートがびっしり。スクロールしていったら真ん中くらいに『この日が来るのを待っていました』……」

妻「『失敗した!』って思ったんでしょ?」

夫「うわあ! やっちゃったあ! って(笑)」

(聞き手・中村千晶)

週刊朝日  2014年11月14日号より抜粋


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