イスラム国参加志願「北大生(26)聴取」の本当の狙い (1/2) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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イスラム国参加志願「北大生(26)聴取」の本当の狙い

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 世界中を揺るがす中東過激派組織「イスラム国」に参加しようとしたとして、警視庁公安部が北海道大学の男子学生(26)=休学中=を「私戦予備・陰謀」という耳慣れない容疑で事情聴取した。日本にもシンパがいたという衝撃は大きいが、公安部の注意喚起の思惑も透けて見える。

 シリアの求人が書かれた貼り紙があった古書店は、東京・JR秋葉原駅から歩いてすぐの雑居ビル1階のいちばん奥にある。オープンは今年4月。15平方メートルほどの広さで、漫画や雑誌が並んでいたといい、店主を知る男性はこう言う。

「40歳代くらいの普通の男性が経営している普通の古書店という印象だった」

 だが、この書店の一角に「勤務地:シリア 詳細:店番まで」と書かれた貼り紙はあった。男子学生が店側に渡航の希望を伝えたのは4月ごろという。

 捜査関係者によると、古書店関係者は、元同志社大学教授の中田考氏(54)に男子学生を紹介したという。中田氏は東京大学イスラム学科の出身。2003年から11年まで、同志社大学神学部の教授を務めた人物だ。代表を務める会社のホームページで経緯を次のように説明していた。

<現地の友人たちから戦闘員の月給が30~50ドルであることを聞き、ツイッターで紹介したら、知り合いだった古書店の店員が貼り紙をしたのが発端です>(要約)

 中田氏はフリージャーナリストの常岡浩介氏(45)に男子学生を紹介。現地の「友人」らと連絡を取るなどして、常岡氏の取材に同行する形での渡航計画を立てたという。

 男子学生は、和風のイケメンで軍事マニア。だが、常岡氏によると、イスラム国を目指す動機は――。


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