年間5億円のサポートも「スーパーグローバル大学」とは? (2/2) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

AERA dot.

年間5億円のサポートも「スーパーグローバル大学」とは?

このエントリーをはてなブックマークに追加

「非常に大きなチャンスだと思っています。UCLA(カリフォルニア大学ロサンゼルス校)などと連携し、共同授業を始めます。大学生だけでなく、地域の小中高生、シニアを対象とする英語プログラム、社会人向けのビジネス英語など、全世代へのグローバル教育支援を考えています。文科省による10年間の支援のあとも、国際事業を継続できるように、2017年度には事業会社を作る計画です。新学部構想などに加えて、こうした持続可能な取り組み姿勢が評価されたのだと思います」

 学生に1年間の留学を義務づけている国際教養大では、留学提携先を現在の45カ国・地域の165校から10年後には50カ国・地域の200校に拡大する数値目標を掲げた。同大の担当者は、こう語る。

「学生の約9割と留学生がキャンパス内の学生寮・学生アパートに住んでいます。来年度からは、学生のニーズに応じてマスコミハウス、外交官ハウスなど五つのテーマ別ハウスを導入します」

 千葉大では、日本初となる5年卒業でのダブル・メジャー(異なる二つの専攻の学位取得)や留学専用飛び入学、学習アドバイザーの育成などに取り組む。渡邉誠副学長が言う。

「大学の10年後の未来を描くことができてよかった。不採択でも実現したい構想でしたが、海外キャンパスの設置、海外校の開学などは支援金がなければ難しい構想だったので、ぜひ、実現させたい」

 1993年に日本初のコンピュータ理工学専門の大学として開学した会津大の事務局企画連携課の石本仁課長はこう話す。

「常に世界中から教授を公募し、約4割が外国人教員。世界で活躍するICT(情報通信技術)人材の輩出が目標です。会津大発のベンチャー企業は25社あり、学生数あたりの数としては日本一です。世界に向けた起業家養成のプログラムを充実させる予定です」

 このほか、東京芸術大では世界の芸大ランキングの作成を目指すなど、個性的な構想を持つ。

週刊朝日  2014年10月17日号より抜粋


トップにもどる 週刊朝日記事一覧

おすすめの記事おすすめの記事
関連記事関連記事

あわせて読みたい あわせて読みたい