賛否両論のドラマ『若者たち』 リベンジポルノで現代の若者を描けた? (1/2) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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賛否両論のドラマ『若者たち』 リベンジポルノで現代の若者を描けた?

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週刊朝日#ドラマ

「暑苦しい」「強引なストーリー」という意見もあったドラマ『若者たち2014』。しかし、ドラマ評論家の成馬零一氏は、現代の“若者の痛み”を描いた場面を発見したという。

*  *  *
「理屈じゃねぇ~んだよぉ」

 5人きょうだいの佐藤家の朝は、長男の旭(あさひ)(妻夫木聡)のこの一言から始まる。

 9月24日にラストを迎える『若者たち2014』は、1966年に放送された『若者たち』のリメイク作品だ。学生運動や労働争議が盛んだった時代を背景にした青春ドラマの元祖とも言える作品で、元のドラマを見たことがない人も、「君の行く道は果てしなく遠い」という歌詞で始まるザ・ブロードサイド・フォーが歌う主題歌を、一度は聴いたことがあるだろう。今回は森山直太朗がカバーして、劇中で繰り返し流れた。

 脚本は武藤将吾が担当。チーフ演出を務めたのは『北の国から』などで知られる杉田成道だ。佐藤きょうだいを演じるのは妻夫木のほか、瑛太、満島ひかり、柄本佑、野村周平。また吉岡秀隆、蒼井優、長澤まさみ、橋本愛といった主演級の俳優が脇を固めて、実力派俳優たちによる夢の共演が話題となっていた。

 しかし、第1話の放送後、その暑苦しい芝居と強引なストーリーに賛否は大きく分かれた。なかでも下町で暮らす佐藤きょうだいの描写に、「現代とは思えない」という批判が相次いだ。つまり、今の若者を描いた作品というよりは、大人の頭の中にある若者像を押し付けられているように感じた人が多かったのだ。


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