物を捨てられない人へプロが耳打ち「ため込んでいると老けますよ」 (2/2) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

AERA dot.

物を捨てられない人へプロが耳打ち「ため込んでいると老けますよ」

このエントリーをはてなブックマークに追加
週刊朝日#終活

 実家のかたづけを通じて、長年暮らし続けた空間の整理は、その人の人生の後始末につながることに気づく人もいるだろう。

『若返り片付け術』(朝日新聞出版)の著者で、収納コーディネーターの宮城美智子さん(67)は「健康状態が許すのであれば、人生の終盤の家のかたづけは自分でしておきたい」と話す。

「ありすぎる物は人を縛る。年配の方には『ため込んでいると老けますよ』と伝えています」

 1万件以上のかたづけに携わった宮城さんが実感しているのは「人間は本当に必要なものだけを持つほうが大事にする」ことだ。

「洋服を30枚ぐらいに減らしてみてください。『あれはどこ?』『これをかたづけなければ』といったストレスから解放されるはずです。モノに振り回されなくなると、例えばおしゃれをもっと楽しめるようにもなりますよ」

 年を重ねた女性でも、気持ちがリラックスすることで、久しく遠ざかっていた化粧に興味が向く人が少なくないそうだ。

 宮城さんは昨年、肺がんで余命1年と宣告された80歳の女性の生前整理を引き受けた。家がきれいになると、女性は驚くほど活力を取り戻したという。

「心の風通しがよくなったんです。『レントゲンのがんの影まで薄くなった。私、来年は豪華客船の旅をするわ』と。感激しました」

 一筋縄ではいかない実家のかたづけ。だが、気の持ちようによっては、新たな世界への扉にもなる。

週刊朝日  2014年9月19日号より抜粋


トップにもどる 週刊朝日記事一覧

おすすめの記事おすすめの記事
関連記事関連記事

あわせて読みたい あわせて読みたい