日本最後のスター? 中森明夫が「眞子さま・佳子さま」ブームを分析

「女性宮家」創設論が出てからというもの、何かと女性皇族が注目されるようになった。なかでも人気を誇るのが、ビジュアル系内親王ともいえる秋篠宮家のプリンセス姉妹だ。ネット上では、ニュース写真や動画がアップされ、眞子さま・佳子さま萌(も)え現象は、ロングランが続いている。

 眞子さま・佳子さま萌えは、なぜここまで盛り上がるのか。

 サブカルチャーに詳しいコラムニストの中森明夫さんは、その理由についてスターの不在とグループアイドル全盛の時代背景が影響していると分析する。

「いまのアイドルは、ファンが会おうと思えば握手会など、触れあう機会もあるし、ネットの普及で私生活も全てさらけ出され、隣にいる女の子と変わらない。一方で、萌えのファンは皇室のメンバーに直接会える機会はまずない。一般参賀で遠目に見る程度です。アイドル並みのルックスを備えつつも、他方で日常生活や性格といった素顔はベールに包まれている。手の届かない存在であるがゆえにいっそうファンの想像力が触発されるわけです」

 こうした条件を兼ね備えた眞子さまと佳子さまは、日本における最後のスターである、と中森氏は言う。

 中森氏は、メディアが皇室のスター誕生に密接にかかわってきたと振り返る。

「1959年のご成婚で巻き起こったミッチーブームは、カラーテレビの普及と女性週刊誌の創刊が後押ししました。時代は移り、今度はメディア情報がネットを介して眞子さま・佳子さまブームを支えている」

 12月29日に佳子さまは20歳の誕生日を迎え、成年皇族の仲間入りをする。

 誕生日の3日後は元日。正装のドレスと約2800万円のティアラなど宝飾品一式を身に着け、天皇、皇后両陛下とともに首相や全国の知事、各国大使の新年のあいさつを受ける。翌2日も佳子さまは正装で皇居宮殿のベランダから一般参賀で訪れた人々を出迎える。佳子さまの皇族としての重みはぐっと増すことになる。

週刊朝日  2014年9月12日号より抜粋

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