「オジサン臭い」じゃなく「渋い」 今どきの子のゴルフのイメージ (2/2) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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「オジサン臭い」じゃなく「渋い」 今どきの子のゴルフのイメージ

連載「マルちゃんのぎりぎりフェアウエー」

 いろいろ質問してくる子もいましたよ。「ボールがドライバーの芯に当たらないのはどうしてですか」って言うから、目の前で打ってる姿を見て、「ボールに対して近くで打ちすぎだよ」とか、「バックスイングを上げたときに目を離しちゃいけないよ」とか、ほんとに単純なことですけど、「しちゃいけないよ」という内容のことは、親御さんも来てらっしゃいましたから、ちょっと強調しておきました。

 それにしても、みんな上手。僕らの小さいときは、ゴルフの上手な子があれだけそろってるなんてのはなかったですね。やっぱりゴルフというスポーツが、そこまでポピュラーじゃなかったから。テレビ番組にたとえると、子どもにとって野球がアニメなら、ゴルフは時代劇って感じでした。オジサン臭い、みたいな。僕も自分のやってるゴルフのことを、学校の友だちと話すのに苦労しましたもん。

 それで子どもたちに聞いてみたんです。「いまでも『ゴルフはオジサン臭い』って言われるの?」って。そしたらある子が「そんなことない。『渋いね』って言われる」って。笑っちゃいました。「渋い」って。

 石川遼や松山英樹の登場によって、ゴルフというスポーツのとらえられ方が変わってきてますよね、子どもたちの間で。

 子どもたちにとっては、プロゴルファーと遊んだっていうのが、いい思い出になるんじゃないですか。今回参加してくれた子たちが中学生ぐらいになって、「俺、あの人たちとスイカ割りやったよ」「私、あの選手とショートコース回ったことあるよ」って。

 こういうイベントは、どうしても関東圏だけに偏った感じがあるので、日本中いろんなところでやってみたい。僕の夢ですね。

 雄士、今回は練習場を貸してくれてありがとう!

週刊朝日  2014年9月5日号


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丸山茂樹

丸山茂樹(まるやま・しげき)/1969年9月12日、千葉県市川市生まれ。日本ツアー通算10賞。2000年から米ツアーに本格参戦し、3勝。02年に伊澤利光プロとのコンビでEMCゴルフワールドカップを制した。リオ五輪に続き東京五輪でもゴルフ日本代表ヘッドコーチを務める。19年9月、シニアデビューした。

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