(c)撮影/岩合光昭
(c)撮影/岩合光昭

 動物写真家の岩合光昭さんの、日本全国47都道府県のたちを訪ねる旅。今回は、沖縄県の「シーサー猫」。

*  *  *

 琉球瓦の上を歩く猫。

 沖縄本島からさらに南、八重山諸島の竹富島。赤瓦が特徴的な琉球建築の民家が立ち並ぶ。家々の屋根や門には、悪霊を追い払うと言われている魔除けの置物「シーサー」が据え付けられている。

 悠々と瓦の上を歩く雌猫。その名もちくわ。もともと本島で暮らしていたが、飼い主に連れられ、竹富の島民になった。すっかり島にも慣れた様子。

 獅子が起源とも言われるシーサー。同じネコ科同士。第2の守り神になる日も近い!?

【関連リンク】
デジタル岩合 http://www.digitaliwago.com/

週刊朝日  2014年8月22日号