相続税がかかる最小宅地面積 京阪神トップ1は「桃谷」 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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相続税がかかる最小宅地面積 京阪神トップ1は「桃谷」

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 15年1月から相続税が「増税」される。相続税は、故人が残した財産すべてにかかるわけではなく、基礎控除があって、一定金額までは相続税がかからないようになっている。この控除が大幅に縮小されるのだ。

そこで、各駅周辺で一戸建て住宅を所有している場合、土地の「相続税評価額」が相続税の「基礎控除額」を超える最小面積を調べてみた。

 京阪神は大きく京都圏、大阪圏、兵庫圏に分けてみていこう。

 まず、京都圏。課税最小面積がもっとも小さいのは桂駅(阪急京都線)の138平方メートル。駅の東西に住宅街が広がる。

 また、繁華街にある四条駅(地下鉄烏丸線)の周辺では、課税最小面積が167平方メートルと意外に広い。

 京都から大阪に向かう途中にある茨木駅、吹田駅(ともにJR京都線)は「大阪のベッドタウン」と呼ばれているエリアで、190平方メートル弱の面積で課税される。

 大阪で最小面積がもっとも小さいのは桃谷駅(JR大阪環状線)の82平方メートル。森ノ宮駅(同)はやや広い92平方メートルだ。

 JR大阪環状線を一歩、内側に入ってみる。四天王寺前夕陽ケ丘(地下鉄谷町線)、谷町六丁目(同)、南森町(同)の各駅が90平方メートル前後で続く。

 最後に兵庫圏。岡本駅(阪急神戸線)では最小面積が93平方メートル。前述した大阪のJR大阪環状線の森ノ宮駅とほぼ同じ面積だ。岡本は高級住宅街が連なる阪神間の代表的なエリアの一つだ。甲南大学、神戸薬科大学、甲南女子大学など多くの大学のキャンパスがある。神戸市内でも最も地価が高いところとして知られている。

 100平方メートルクラスでは、神戸市最大のビジネス街、繁華街になっている三ノ宮駅(JR神戸線)が101平方メートル。芦屋駅(同)も高級住宅街として名高い芦屋市の中心に位置する駅で、最小面積は108平方メートル。神戸周辺は高級住宅地を抱えるだけに、京都や大阪より狭い土地でも課税対象となる傾向がある。

◇相続税がかかる最小宅地面積トップ10【京阪神】

順位 駅名/主な路線/都道府県/最小面積(㎡)
1 桃谷/JR大阪環状線/大阪府/82
2 四天王寺前夕陽ケ丘/地下鉄谷町線/大阪府/88
3 森ノ宮/JR大阪環状線/大阪府/92
4 岡本/阪急神戸線/兵庫県/93
5 谷町六丁目/地下鉄谷町線/大阪府/95
6 南森町/地下鉄谷町線/大阪府/96
7 玉造/JR大阪環状線/大阪府/97
8 寺田町/JR大阪環状線/大阪府/100
9 三ノ宮/JR神戸線/兵庫県/101
10 芦屋川/阪急神戸線/兵庫県/105

 スタイルアクトのデータをもとに編集部が作成。各駅周辺で一戸建て住宅を所有している場合、土地の「相続税評価額」が相続税の「基礎控除額」を超える最小面積を示した。基礎控除額3600万円(法定相続人1人)のケースを想定。配偶者の税額軽減の特例、小規模宅地等の特例は適用されないものとする。宅地の相続税評価額は路線価相当額(地価×0.8)に敷地面積をかけて算出する。このため、基礎控除額の3600万円を路線価相当額で割り、3600万円を超える面積を算出。各駅周辺で最も小さい面積を記載した。地価は2014年国土交通省地価公示および13年都道府県地価調査を利用した(調査地点が重複する場合は14年地価公示を利用。住宅地および宅地見込地を使用)

週刊朝日  2014年8月15日号より抜粋


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