将来は男性がんの第2位に 手術以外の「前立腺がん」治療 (1/3) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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将来は男性がんの第2位に 手術以外の「前立腺がん」治療

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週刊朝日#がん

 2010年1年間で発症した人は約6万5千人、東京オリンピックが開催される20年には男性のがんでは肺がんに次いで2位になると言われる前立腺がん。女性の乳がんと同様、早期に見つければ、根治する可能性が高く、治療の選択肢が多いがんだ。

 東京都在住の相原浩二さん(仮名・81歳)は、73歳だった2006年の秋に、地元の大学病院で前立腺がんと診断された。

 前立腺は膀胱(ぼうこう)のすぐ下に尿道を取り囲むようにある男性特有の臓器で、精液を作る役割を果たしている。ここにできるのが前立腺がんだ。

 相原さんは担当医から手術を勧められた。しかし、手術以外に、永久密封小線源(しょうせんげん)療法(小線源療法)という放射線治療があることを知った。

 小線源療法とは、超音波で前立腺の形を見ながらコンピューターで治療計画を立てて、会陰部(陰嚢と肛門の間)から長い針を刺してその針を通してヨウ素125という放射線を密封したシード(カプセル)を、がんのある前立腺内に50~100個埋め込む治療だ。すると、埋め込んだ線源から放射線が放出され、がんをたたく。放射線は徐々に弱まり、1年で全くなくなる。シードは永久に前立腺内に残るが問題はないという。

 通常の放射線治療が、体の外から放射線を照射する(外照射)のに対して、小線源療法は内照射と言われる。手術と比べると患者の負担が少なく、腰椎からの下半身麻酔による2時間程度の治療で済む。入院も3泊4日だ。


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