抗議を受けた室井佑月「あたしの意見は福島差別になるのだろうか」 (3/3) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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抗議を受けた室井佑月「あたしの意見は福島差別になるのだろうか」

連載「しがみつく女」

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 福島と隣接する県にある私立の全寮制の学校が、震災後、子どもたちを避難させた。そして、今いる生徒たちの卒業をもって、学校を閉じるらしい。

 もっと大変な環境で頑張ってる子どもたちはいるのに! そう怒る人はいるかも。でも、そういったところで、大変な環境の中で生活を強いられる子のためにはならない。それどころか、なにもなかったことにされ、逆に足を引っ張ることになる。

 あたしは自分の学校の生徒をなにがなんでも守るという選択をした、この私立校の英断を偉いと思う。

 そうそう、仲が良い大学教授の先生が、原発事故・放射能問題を、

「戦争責任問題と似ていますよね。結局、1億総懺悔で、戦争責任は追及せず、です」

 といっていた。その通りだとあたしも思う。

週刊朝日  2014年8月1日号


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室井佑月

室井佑月(むろい・ゆづき)/作家。1970年、青森県生まれ。「小説新潮」誌の「読者による性の小説」に入選し作家デビュー。テレビ・コメンテーターとしても活躍。自らの子育てを綴ったエッセー「息子ってヤツは」(毎日新聞出版)が発売中。

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