精子の運動率を改善する手術とは? (1/2) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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精子の運動率を改善する手術とは?

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 一人目は自然妊娠で授かったのに、二人目がなかなか妊娠できない「二人目不妊」が増えてきているという。

 不妊治療専門施設の英(はなぶさ)ウィメンズクリニックの調査では二人目不妊の原因として卵管因子の次に多かったのが男性因子だ。

 石井洋介さん(仮名・39歳)、智美さん(仮名・33歳)夫妻は、智美さんに不妊原因はなかったが、洋介さんの精子の動きが悪かった。そのため一人目の子どもを体外受精で授かり、出産した。二人目も欲しかったが、再び体外受精をすることに抵抗があった。洋介さんはインターネットで精索静脈瘤という病気を知り、自分もこの病気ではないかと疑って東邦大学医療センター大森病院のリプロダクションセンター(泌尿器科)を受診。センター長の永尾光一医師は、すぐに精索静脈瘤と診断した。

 精索静脈瘤とは、精巣の静脈に血液が逆流し、静脈が腫れてこぶのようになった状態を指す。血流が滞るため、精巣内の温度が上昇し、精子が形成されにくくなる。このため、精子の数が少ない乏精子症や精子運動率の低下を引き起こす。

 精索静脈瘤があっても必ずしも不妊になるわけではないが、男性不妊患者の約40%に精索静脈瘤が見つかる。永尾医師はこう話す。

「二人目不妊のうち、男性に原因がある場合の78%が精索静脈瘤です。精索静脈瘤は進行性の症状で、進行するほど精子をつくる機能は落ちていきます。一人目のときは軽度の精索静脈瘤で自然に妊娠できても、二人目を考えたときには進行していて不妊になることがあるのです」


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