症状の改善も 医師がすすめる「バリアフリーツアー」とは (2/2) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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症状の改善も 医師がすすめる「バリアフリーツアー」とは

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週刊朝日#健康

 家と病院を往復するだけの毎日だった高齢者が、旅を通してツアー仲間と親しくなり、旅の後も食事会を企画するなど外出や交流を楽しむようになった例も多いという。

「特に女性は化粧やマニキュアなどおしゃれを楽しむようにもなり、心身ともに若返る印象がある」

 近年は、体力に自信のない高齢者や車いすの人でも参加できるツアー商品も登場している。1998年から車いすや杖の人を対象にした専門のツアーを販売している旅行会社のクラブツーリズムでは、要介護5の80代男性が半年に1度の旅行をするようになってから、要介護2まで改善した例があるという。

 また、大手のエイチ・アイ・エスでも、2002年に専門部署であるバリアフリートラベルデスクを開設した。同デスク所長で介護福祉士や福祉用具プランナーなどの資格を持つ伴流(ばんりゅう)高志さんは、開設の経緯についてこう説明する。

「一般のツアーにも障害があるお客様の参加が増えていましたが、こうした人たちを想定して企画されていないため、行けない場所もあった。障害がある人や体力に自信のない高齢者にも満足できる旅を提供するためスタートしました」

 同社のバリアフリーツアーでは、介助の訓練や専門知識の研修を受けた添乗員が同行する。伴流さんのように介護の専門資格を持つスタッフもいるという。添乗員は食事、入浴、排泄など日常的な介助はしないが、乗り物などでの移動の際は必要に応じてサポートする。個別に援助が必要な場合は、健常者の家族が同行するか、旅行代金を負担する必要があるが専属の旅行介助を紹介してくれるという(割引あり)。

週刊朝日  2014年7月25日号より抜粋


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