ブラック企業の問題点は「中年男性」? (2/3) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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ブラック企業の問題点は「中年男性」?

 三田村は、校内で撮影していた映画に興味を持ち、映画サークルに入り浸るようになります。しかし、ワンマン社長として酸いも甘いも噛み分けてきた三田村と、ゆとり世代の大学生たちとでは価値観が合わず、ことあるごとに、ぶつかるようになっていきます。

 脚本は尾崎将也。近作では、朝ドラの『梅ちゃん先生』が有名ですが、代表作は何と言っても、『アットホーム・ダッド』『結婚できない男』といった、本作と同じフジテレビ系火曜午後10時に放送された阿部寛主演のオフビート・コメディドラマです。

 2作とも中年男性が自分を見つめ直すことがテーマとなっており、仕事一筋で生きてきた男が、今までないがしろにしてきた家族や地域社会の中で、どうやって居場所を見つけていくのか、がテーマでした。

 本作におけるブラック企業の問題も、根底にあるのは中年男性の問題です。会社組織で生きてきたオジサン達の「常識」を、女性や若者に押し付けることから起こる衝突であることをさりげなく見せています。


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