藤巻健史参院議員「通常国会、正直くたびれた」

虎穴に入らずんばフジマキに聞け

藤巻健史

2014/07/07 07:00

 まずは参議院の定員は、衆議院の半分なのに審議すべき法案の数は、当然のことながら同じだ。しかも私が所属しているのは、参議院は(分党前まで)たった9人の少数野党。さらに私はその中で3番目に若いのだ。質問時の差し替えを含め、いろいろな仕事が回ってくる。

 臨時国会、通常国会を通じて1年間で、計39回・711分(11時間51分)も質問時間をいただいた。質問は政府へのチェック機能であり、野党議員の見せ場である。その点で非常にやりがいがあるのだが、くたびれたのも確かだ。専門分野は別として、その他の分野はABCから学ばなければならず、質問作りは1日仕事だからだ。

 衆議院議員選挙は、参議院より半年早く行われているので、衆議院の1年生議員は通常国会を我々より1回多く経験している。その衆議院の自民党1年生議員が「議員になって1年半、初めての質問なので緊張しています」と言っているのを聞いた。確かに、自民党の衆議院1年生議員の質問回数は今までで1回か2回が普通のようなのだ。大人数世帯だし、野党に質問時間が厚く配分されるせいだ。

 本会議・委員会は質問だけではない。当然のことながら他議員の質疑を聞いていなければならない。決算委員会、文教科学委員会など、午前10時から午後5時か6時までの1日コースが多かった。ず~っと座っていると腰が痛くなる。そのほか、党の政策調査会の役員会、法案ごとの朝の勉強会、議員同士の懇親会や連絡会議。今国会では弟・幸夫へのお見舞い、そして葬儀。分党騒ぎも加わった。

 64歳の私、過労死をしなくてよかった。申し訳ないですが、休会中はゆっくり休みます!!!(なお週刊朝日の執筆は数少ない楽しくやっている仕事ですから休会中も、もちろん続けます)

週刊朝日  2014年7月11日号

藤巻健史

藤巻健史

藤巻健史(ふじまき・たけし)/1950年、東京都生まれ。モルガン銀行東京支店長などを務めた。主な著書に「吹けば飛ぶよな日本経済」(朝日新聞出版)、新著「日銀破綻」(幻冬舎)も発売中

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