ザックジャパンには「プランB」がない 2戦目以降の戦い方とは

週刊朝日#W杯
 サッカーのワールドカップ(W杯)ブラジル大会に出場している日本代表は20日(日本時間)、ナタルでギリシャとの第2戦を迎える。前回大会に続く3度目の決勝トーナメント進出に向けて重要な試合となる。対戦する両チームは互いに第1戦の戦いぶりを見て、対策を取るはずだ。忠鉢信一・朝日新聞編集委員はこう分析する。

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 ザッケローニ采配には、「プランB」がない。攻撃的な自分たちのスタイルを貫く、と言えば聞こえはいいが、実際は、攻撃的なスタイル以外に、戦う術がない。就任以来、DF4人、MF5人、FW1人の、4年前のW杯から続くシステムを中心にチーム作りをしてきたが、同時に、DF3人、MF4人、FW3人のより攻撃的でより流動的なシステムも試していた。「3-4-3」と呼ばれ、ザッケローニ監督がもっとも得意とする戦い方でもある。しかし日本の選手たちはそのオプションを自分たちのものにすることができなかった。

 相手が日本の戦い方に対して備えてきた場合、自分たちのスタイルを貫くだけでは突破口は開けない。控え選手の層が薄いため、積極的な選手交代で試合の流れを変えることも難しい。

 ザッケローニ監督が、斎藤学や大久保嘉人をこのチームに入れたのは、大胆なプレースタイルに「スーパーサブ」の可能性を求めているのかもしれない。大久保は大会直前の親善試合から、その役割を果たす兆しを見せている。

週刊朝日  2014年6月27日号より抜粋

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