物忘れと認知症の違いは? 認知症の基礎知識 (2/2) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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物忘れと認知症の違いは? 認知症の基礎知識

Q3 認知症と間違いやすい病気はありますか。

 認知症と「うつ」は深い関係にあります。レビー小体型、脳血管性の認知症は、うつ的な症状が目立ちます。また、認知症の初期の段階、軽度認知障害(MCI)の段階で「うつ」の状態になると、アルツハイマー型は1.65倍、脳血管性認知症は2.52倍の確率でなりやすいことがわかっています。「うつ」状態では、脳の中にセロトニンという神経伝達物質が不足しているので、ジョギング、水泳、早歩きのようなリズミカルな運動を毎日30分ぐらい続けると、3カ月で脳内のセロトニンが増えてくるという調査結果もあります。

Q4 認知症になりやすい生活習慣、または遺伝はありますか。

 アルツハイマー型認知症の多くは、70歳を超えて発症しますが、中には40~50歳代と比較的若い段階で発症する方もいて、遺伝的な素因を持っている傾向があります。遺伝的なアルツハイマー病は「家族性アルツハイマー型認知症」と呼ばれています。しかし、遺伝性のアルツハイマー型はごく一部。65歳以下で発症する認知症は全体の1%です。また、認知症になりやすい生活習慣は、運動不足が挙げられます。内臓脂肪型肥満に、高血圧、高血糖、脂質異常症のうち、二つ以上を合併した状態を「メタボリック症候群」と言います。このメタボになると、アルツハイマー型の発症リスクが2倍以上に高まるという調査結果も出ています。メタボを防ぐには運動が最も効果的です。こまめに体を動かしましょう。

週刊朝日  2014年6月27日号より抜粋


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