田原総一朗「安倍首相が集団的自衛権行使容認を急ぐ本当の理由」 (2/3) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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田原総一朗「安倍首相が集団的自衛権行使容認を急ぐ本当の理由」

連載「ギロン堂」

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 さらに海江田代表は、ホルムズ海峡の機雷除去を例に、「首相は油のために自衛隊員に命を捨てろというのか」と、まるで安倍首相をまねるかのように感情的になり、安倍首相に「確かに危険な任務だが、日本は責任を果たさなくていいのか。(中略)批判はあっても現実と向き合うのが政治家の責任だ」と、余裕のある答弁をさせてしまった。

 何よりも迫力を欠いたのは、民主党はいったい、集団的自衛権の行使自体に反対なのか、それとも時間をかけて審議すれば合意するのか、姿勢をはっきり示さなかった、あるいは示せなかったことだ。

 だが私はここで、海江田代表の討論が迫力を欠いたと批判して、ことが済んだと考えているのではない。

 甘い質問で救われた形になったが、自民党の歴代首相は集団的自衛権の行使を認めてこなかった。日本は自国の平和と安全を日米安保条約第5条にゆだねており、なぜここにきて集団的自衛権行使に踏み切らざるを得ないのか理解できないのである。


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