JAL経営破綻時、支えてくれたのは“旅行会社”だった 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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JAL経営破綻時、支えてくれたのは“旅行会社”だった

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日本航空 中野星子 西日本地区支配人(55)なかの・ほしこ/1959年9月7日生まれ。82年、青山学院大学法学部卒業。同年、日本航空入社。国際旅客営業部マネジャー、東京支店法人センター法人販売第1部長などを経て、2014年、執行役員西日本地区支配人に就任(撮影/写真部・岡田晃奈)

日本航空 中野星子 西日本地区支配人(55)
なかの・ほしこ/1959年9月7日生まれ。82年、青山学院大学法学部卒業。同年、日本航空入社。国際旅客営業部マネジャー、東京支店法人センター法人販売第1部長などを経て、2014年、執行役員西日本地区支配人に就任(撮影/写真部・岡田晃奈)

週刊朝日・長友佐和子編集長(撮影/写真部・岡田晃奈)

週刊朝日・長友佐和子編集長(撮影/写真部・岡田晃奈)

中野星子さん(左)と長友佐和子編集長(撮影/写真部・岡田晃奈)

中野星子さん(左)と長友佐和子編集長(撮影/写真部・岡田晃奈)

 週刊朝日の長友佐波子編集長が、フロントランナーの女性にインタビューする本誌企画。今回は、今春日本航空の西日本地区支配人に就任した中野星子氏に話を聞いた。

*  *  *
長友:御社が2010年に経営破綻に陥ったときはつらかったですか?

中野:お世話になった皆様にご迷惑やご心配をおかけしましたし、本当につらかったです。私は国際線の販売部長をやっておりましたが、そんないちばんつらいときに支えてくれたのが旅行会社様でした。「がんばれ日本航空」と新聞広告を出してくださったりもして。

長友:京セラの稲盛和夫さんがいらっしゃったときはどうでした?

中野:今まで先輩方から教わってきた常識が常識じゃなかったんだなという、目から鱗が落ちた気分になりました。たとえば今までは目標に向かって一生懸命やるあまり、細部のコストまでチェックしなかった。それが「部門別採算制度」の導入によって、部署別に人件費や賃貸料、水道代まで担当の役員が把握するようになりました。

長友:上がそういう意識を持つと下の人もそうなる?

中野:もちろん。売り上げが苦しいときにはコストを下げれば利益が残る。3本蛍光灯があったら1本抜こうとか、下からもアイデアが出ます。収支報告とともに、そういうことも、月1回全役員が出席する「業績報告会」で発表するんです。そうすると、あそこもコストを削減して頑張ってるんだなとか、逆に営業もこんなにコストを詰めて稼いでるんだとか、今まで交流が少なかった部署同士が理解を深めることができる訳です。私も飛行機のエンジンがあんなに高価とは知りませんでしたから。

 もう一つは、部長職以上対象の「リーダー勉強会」があって、小グループに分かれてディスカッションしたりするんですけど、その中でどんどん仲間意識が芽生えるんですね。私は勉強会の第1期だったんですが、当時は週3回ありました。「業績報告会」と「リーダー勉強会」が横串となって、全体が一つにまとまった感がありましたね。

長友:すごく風通しが良くなったと。

中野:そう思います。

長友:誰が講義を?

中野:稲盛名誉会長からも直接お話を聞けますし、稲盛さんも自らグループディスカッションに参加されるんですよ。私も何度か同じグループになりました。

長友:贅沢な勉強会!

中野:稲盛名誉会長には大変感謝していますし、教えていただいたことを続けていかなければならないと、みんな努力しています。

週刊朝日  2014年6月13日号より抜粋


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