日本人なら誰もが知っている巻き寿司。太巻きの断面に現れたのはムンクの「叫び」! しかも切るたびに違う色や絵柄が飛び出してくる。これは一体?
「巻き寿司で自由に絵が描けたら面白いかも?」
とひらめいた“たまちゃん”こと清田貴代(きよたたかよ)さん。イラストレーターの傍ら、巻き寿司アーティストとして活動中だが、のりと酢めし、いろんな具材を使って、「自分が巻きたいもの」を巻き続けてきた。それが、シニカルなモチーフから名画や名建築など、驚きの“巻き寿司アート”へと広がっていった。
「見慣れた寿司にストーリーやメッセージがある。“食べるアート”として、何かに気づくきっかけになったり、モノ作りの楽しさに目覚めたり、常識に一石を投じられたらいいですね」
※週刊朝日 2014年6月6日号