ホリエモン「面白いのに売れない本には理由がある」 (2/2) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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ホリエモン「面白いのに売れない本には理由がある」

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 新規書籍を売るのは構わないが、もっとベストセラーを思いっきり拡販するという考え方があってもいいのではないか。ドラマ化や映画化されたり、あるいはテレビ番組で話題になったりすると、ガツンと重版がかかったりするが、そういう状況を作り出すための努力もあってしかるべきだと思う。

『永遠の0』や『海賊とよばれた男』の百田尚樹さんなんかは、自分で全国の書店を歩きまわり、時には自分でディスプレーを工夫したりして(もちろん書店さんに了解をとってだと思うけど)ベストセラーに持っていったそうだ。『夢をかなえるゾウ』の水野敬也さんも同様だ。出版社として、そのレベルの営業を行うことが果たしてどれくらい実践されているだろうか? 良い作品を書けば売れると思っている著者ははっきりいって傲慢である。

 今の時代、著者のネームバリューとクオリティだけで本が売れると思っていたら大間違いだ。数百の書店を足でまわってサイン会を行い、講演会をしてメディアやウェブ媒体でPRをしていくのが当たり前にならないといけない。雑誌が売れない時代と言われているが、そういう工夫や努力を積み重ねていけば必ずしもそうではない。ホリエモンドットコムから生まれる紙の雑誌はそういうチャレンジを行っていこうと考えている。

 そういえば、先日、下北沢のB&B(Book&Beerの略だそうだ)という変わった本屋さんでトークライブを行った。結構な人が来てくれてビールを飲みながら楽しいトークができた。初年度から黒字経営なのだそうだ。レジ横でよしもとばななさんの書きおろしの下北沢限定の小冊子が売られていて、工夫が見て取れた。こういう街の小さな本屋さんは、これから知的スポットとして注目かもしれない。

週刊朝日  2014年5月2日号


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